人間はなぜ競い合うのか？

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私は近頃、
このような疑問を
持ち出している。

私たち人間は、
常に競い合うことで
何かを得ようとしている。

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一体何を
得ようとしているのだろうか？




例えば、
「名誉、金、勝利、業績」



上に書かれたものを含め、
人間が競い合うことで
得ようとしているものは、


他にもまだまだたくさんある。



本当に数えだしたら、
きりがないほどだ。



そう、


こういった
「自分自身が満たされるもの」を
常に求めるから、



人間は競い合うことを続けて
辞めることはないのである。






また、お互いに成長できる
環境下で
共に競い合うことは、




とても重要なことでもある。






仮にもし、競争というものが
この世から完全に
無くなってしまったとしたら、



私たちが今日
住むこの社会は、





おそらく作られては
いなかっただろう。





なので、



これからの時代にも、
必ず「競い合い」は必要である。






しかし、あまりにも
「競うこと」に囚われすぎては
いけないと思う。





競争することでしか
価値を見い出せなくなって
しまったら、





自分が抱いてきた
本当の目的すら
見えなくなってしまうからだ。






そういう意味で競争とは、
自分自身を高める
「訓練」のようなものでもある。






あなたともう１人の人間がいて、
初めて競い合い
というものが成り立つ。






しかし、




どうかあなたには
競い合うことにこだわりすぎて、




本来の目的を見失わないように
してほしいと思う。






「競争社会」とも呼ばれる
現代の日本では、





自分だけが勝利しようと
考えるのではなく、





競う相手のことも
真剣に考えて、




そして思いやる方が、




「良い競い合い」が
生まれるはずだ。

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